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論文

ラット腎臓に挿入したvinyl copolymer針から放出した製癌剤の滲透・拡散におよぼす滲透促進剤の影響

吉田 勝; 浅野 雅春; 嘉悦 勲; 今井 強一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 山中 英寿*; 鈴木 慶二*; 森田 泰司*

人工臓器, 16(3), p.1333 - 1336, 1987/03

低温放射線重合法で調製したシスプラチンを含むvinyl copolymer針をウィスター系ラットの腎臓に埋入した。この針からシスプラチンが徐々に放出され、結果的に針周囲・組織が壊死化した。針周囲の組織壊死の立体像はラグビーボール状で、その中心に針が位置している形態を示した。この場合、針表面から外側へ向っての壊死の組織形態は凝固壊死層、融解壊死層そして非壊死(正常組織)からなることが分った。このような組織形態はurokinase(フィブリン溶融酵素)、lipase(脂肪分解酵素)およびtrypsin(タンパク質分解酵素)のような酵素をシスプラチンと共存させた時に顕著に変化した。すなわち、針埋入から7日目で比較した場合、非酵素もしくはurokinase含有系の壊死形態は殆んどが凝固壊死であったのに対し、lipaseおよびtrypsin含有系のそれは逆に融解壊死からなっていることが組織所見(HE染色)から判明した。

論文

Initial stage in radiation polymerization of hydroxyethyl methacrylate-water system at low temperatures

熊倉 稔; 藤村 卓; 嘉悦 勲

Eur.Polym.J., 19(7), p.621 - 626, 1983/00

 被引用回数:10 パーセンタイル:57.06(Polymer Science)

ヒドロキシエチルメタクリレートモノマーを用いた酵素及び菌体の放射線重合を利用しての固定化との関連において、ヒドロキチエツルメタクリレートと水との混合系の低温放射線重合反応の初期過程を調べた。重合反応速度は水の添加によって加速され、その加速効果はTgより少し高い温度において、温度の上昇と共に増大することが明らかになった。重合反応速度の極大点は-50$$^{circ}$$C付近にあることが分った。重合反応の開始および成長ラジカルはESRを用いて調べた。低温でモノマーを照射して生成されるラジカルは7本線スペクトラムで等価なプロトンをも開始ラジカルと同定された。このラジカルは-120~100$$^{circ}$$Cで9本線のスペクトラムに変化して成長ラジカルになることが明らかなった。混合系のESRのスペクトラムの温度依存性についても水の重合加速効果の観点から調べた。

論文

タンパク質-親水性ビニルポリマー混合系を担体とする制癌剤の徐放化

浅野 雅春; 吉田 勝; 嘉悦 勲

高分子論文集, 39(5), p.333 - 338, 1982/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:25.25(Polymer Science)

蛋白質-ビニルモノマー混合系を担体とする薬物との複合体を低温放射線重合法と熱変性処理法を組合わせることによって調製し、複合体からの薬物の放出性について検討した。系中に含まれる2-ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)を-78$$^{circ}$$Cで放射線重合させたのち、アルブミンを熱変性処理したとき、複合体からの塩酸ブレオマイシン(BLM)の放出速度は最も抑制された。この抑制効果は架橋ポリマーを共存させることにより、さらに有効であることがわかった。一方、放出試験を蛋白質分解酵素存在下で行なった場合、混合組成における仕込みHEMA濃度の増加に伴ない消化性は著しく低下したが、組成と消化性との間に加成性が成立しなかった。走査型電子顕微鏡観察、放出試験などの結果から、アルブミン単独系の担体にビニルモノマーを共存させることによって、BLMの放出性および複合体中に含まれるアルブミンの消化性を顕著に抑制できることが明らかになった。

論文

放射線重合法による光学用プラスチック素材とその注形技術の開発

嘉悦 勲; 吉井 文男; 吉田 健三; 大久保 浩*; 西山 茂*; 阿部 修*

光学, 9(6), p.326 - 330, 1981/00

アクリルモノマーの過冷却状態での低温放射線重合を利用して有機ガラスの注形重合を行う技術を開発した。この方法によれば静歪計で光学歪のない製品が短時で得られることが判った。静歪計ではキャッチされない微小歪についてもトワイマン・マイケルソン型干渉計を使い調べ、低温重合物では微小歪の生成も少ないことが判った。このように光学歪が生成しにくいのは、低温過冷却状態ではモノマーの粘度がきわめて高くなること、重合中の容積収縮が少ないこと重合発熱による昇温が低い温度に抑えられることなどによるものである。 CR-39を中心とするモノマー組成やMMAを主成分とするモノマーもこの方法を適用しすぐれた光学素材が得られることを明らかにした。さらに、予備重合により流動性はないが、可塑性の残っているゲルシートを使い、連続的に線焦点フレネルレンズを製造する方法を放射線重合により開発した。

論文

Immobilization of erythrocytes by radiation polymerization of glass-forming monomers at low temperatures

吉井 文男; 嘉悦 勲; 小田 明夫*

Zeitschrift f$"u$r Naturforschung, C, 36, p.1062 - 1067, 1981/00

低温放射線重合による固定化技術を応用し、赤血球の固定化について検討した。赤血球は担体であるモノマーの添加および$$gamma$$線照射によって著しく溶血した。そこで、まず最適な担体と照射条件について調べた。担体としては、メトキシポリエチレングリコールメタクリレートとポリエチレングリコールジメタクリレートが溶血を超さないモノマーとして見出された。照射は1$$times$$10$$^{5}$$r以下であれば溶血しないことも判った。その場合、このような低線量では酸素型ヘモグロビンは重合を禁止するのでCo型ヘモグロビンに変えて固定化した。このような条件のもとで赤血球は溶血することなくホール構造のまま固定化できた。固定化赤血球は、CoガスおよびO$$_{2}$$ガス交換反応が不可塑的に起き、また血球中の酵素活性も十分あり、固定化しないものと全く同じ機能を保持していた。さらに、固定化血球の形態は薄いポリマー膜でおおわれた球体をしていた。

論文

Enzyme immobilization by radiation-induced polymerization of 2-hydroxyethyl methacrylate at low temperatures

嘉悦 勲; 熊倉 稔; 吉田 勝

Biotechnol.Bioeng., 21(5), p.847 - 861, 1979/00

ガラス化性モノマーの低温放射線結合による酵素の固定化について、ポリマーの多孔構造が酵素活性に大きな影響を与えることが判明している。ポリマーの多孔構造は、低温においてモノマーと溶媒(水など)がどのような相構造をとるかによって影響される。またモノマー・そのポリマーと溶媒の親和性によって大きな影響をうける。本報ではモノマーをHEMAとHEMAよりも親水性の大きいビニルピロリドンなどとのコモノマー系とし、モノマー組成が変り、系の親水性を増した時、ポリマーの多孔構造がどのように変化するかをしらべた。ポリマーの親水性の増加は多孔性のうち、孔数を減少させ孔径を増大させる傾向があり、活性にも大きな影響を与えることが判明した。親水性の増加は活性を増加させるが、その経時的低下をも増加させる傾向があり、酵素反応が多孔構造の中で行われる場合の外に、ポリマーのマトリックス中で行われる可能性をも考慮する必要があることが判明した。

論文

Enzyme immobilization by radiation-induced polymerization of hydrophobic glass-forming monomers at low temperatures

嘉悦 勲; 熊倉 稔; 吉田 勝

Biotechnol.Bioeng., 21(5), p.863 - 873, 1979/00

前報でHEMAと親水性モノマーの共重合により、ポリマーの親水性を増加させることにより、ポリマーの多孔構造が著しく変化し、活性に顕著な影響があることを認めたが、本報ではHEMAと疎水性モノマーを共重合させ、ポリマーの疎水性を増大させると、ポリマーの多孔構造および酵素活性にどのような変化が起るかをしらべた。その結果疎水性の増大によって、活性は低下せずむしろ活性の経時的低下が抑制され、固定化効果は十分保持されることが判明した。 これは、低温では親水性モノマーと水の系でも相分離(水の結晶化)が起ってヘテロジニアスな重合固定化が起っており、また酵素反応はポリマー中の空孔部分で主として行われるので、ポリマーマトリックスの親水性にあまり関係がないことなどを示唆している。この結果疎水性モノマーでも十分固定化が可能であることが明らかになったが、ガラス化性モノマーであることは、低温でヘテロジニアスな重合を行う上でも、極めて重要であることが確認された。

論文

Drug entrapment for controlled release in radiation-polymerized beads

吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲

J.Pharm.Sci., 68(5), p.628 - 631, 1979/00

 被引用回数:20

-78$$^{circ}$$Cのような低温において、ガラス化性モノマーを放射線重合することにより微粒子状カプセルを合成した。このようなカプセルはポリメチルメタアクリレートなどのポリマーを系中に共有させることにより得られる。この場合、粒子状モノマー表面は低温で沈澱折出するポリマーによって見かけ上被覆されるため、モノマー同士の凝固がおこらないと考えられる。完全な球状カプセルはエタノールを冷却溶媒とした時に得られた。このカプセルから薬物の除放性はUSPXIXに準じ、37$$^{circ}$$C,100rpmでおこなった。薬物の溶出速度はガラス化性モノマーの重合物の親水性が増加すると増加する傾向を示した。一方、このカプセルにポリエチレングリコール600を用いて多孔質構造を与えた場合、溶出速度は、さらにはやくなることが明らかとなった。

論文

Casting of organic glass by radiation-induced polymerization of glass-forming monomers at low temperature, 2; Optical strain of remaining stress type

大久保 浩; 吉井 文男; 嘉悦 勲; 本多 滋和*

J.Appl.Polym.Sci., 22(1), p.401 - 410, 1978/01

ガラス化性モノマーの低温放射線重合を利用した新しい有機ガラスのキャスティングプロセスの開発研究を進めているが、このキャスティング法の特徴は光学歪のないポリマーを短時間で製造できる点にある。キャスティングで生成する光学歪には熱対流型歪と残留応力歪の二種類のタイプがあり、その生因を解明することは歪の制御のため重要である。前報では熱測定を手段として熱対流型歪の生因について基礎的な知見を得たが、本報では残留応力型歪について、これに影響する種々の因子について検討する形で間接的に生因を推定することを試みた。すなわち残留応力型歪はプレポリマーを添加した系において優先的に生成するので、ヒドロキシエチルメタクリレート・グリシジルメタクリレートなどのプレポリマー存在下におけるキャスティングを検討し、系の粘度およびプレポリマーの濃度が歪生成に大きく影響を与えることを明らかにし、このタイプの歪生成には重合に伴う容積収縮が主因となっていることを推

論文

Immobolization of microbial cells by radiation-induced polymerization of glass-forming monomers and immobilization of streptomyces phaeochromogenes cells by polymerization of various hydrophobic monomers

熊倉 稔; 吉田 勝; 嘉悦 勲

J.Solid-Phase Biochem., 3(3), p.175 - 183, 1978/00

低温放射線重合により種々の疎水性モノマーを使用しグルコースイソメラーゼ菌体の固定化を研究した。固定化菌体のグルコースイソメラーゼ活性は高くまた固定化物の繰返し使用により活性低下は認められなかった。酵素活性はモノマー濃度の増大により高くなり、この結果は固定化酵素の場合に比較して異なった。疎水性モノマーを使用して得られる固定化物は球状であり、球の大きさはモノマー濃度に比例して増大した。グルコースイソメラーゼ菌体の固定化物のKm値は未固定化菌体の値に近い結果が得られ、菌体は固定化物の表面近くに固定化されていることが明らかになった。

論文

放射線を利用した酵素の固定化

嘉悦 勲

化学の領域, 31(10), p.87 - 91, 1977/10

最近活発に行われている酵素の固定化の研究開発の現状と問題点について総説し、特に放射線を利用した包括法について詳しく紹介してその特徴を相互に比較し、さらに筆者らが進めている新しい担体を用いた低温放射線重合について述べた。従来の固定化は、親水性の担体を用いていたが、筆者らの方法によれば疎水性の担体を用いることができ、表面積の著しく大きい因定化物が得られる。筆者らはこの方法によって、現在$$alpha$$アミラーゼ・グルコアミラーゼ・グルコースイソメラーゼなど一連の植物体糖化系酵素の固定化を進めており、有用なプロセスへの応用を図りたいと考えている。

報告書

低温放射線重合による$$alpha$$-amylase固定の研究,3; 高濃度$$alpha$$-amylaseの2-ヒドロキシエチルメタクリレートによる固定

吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲

JAERI-M 6190, 13 Pages, 1975/07

JAERI-M-6190.pdf:0.51MB

単量体として、主としてHEMAを用い低温放射線重合により$$alpha$$-amylaseを固定化する研究を酵素量50~200mgの高濃度領域において検討した。酵素高濃度の場合の特徴は重合前の混合液の相分離が起りやすいことであり、50%HEMA濃度以上において著るしい相分離が起る。しかしながら、これを振盪によりサスペンジョン化して急冷凝固(-196$$^{circ}$$C)させ照射重合を行うことにより有効に固定化できることが判明した。0$$^{circ}$$C以下の温度ではこのような方法での固定化が可能であり、0$$^{circ}$$C以上になると相分離がおこるため酵素を固定化することができない。HEMAの重合性は0$$^{circ}$$Cを境にして変化し、0$$^{circ}$$C以下では重合速度が増加し、-24$$^{circ}$$Cで最大となることが認められた。これは、0$$^{circ}$$C以下で水の結晶化が起り相状態が変化するためと考えられる。

報告書

低温放射線重合による$$alpha$$-amylase固定の研究,2; 低濃度$$alpha$$-amylaseの2-ヒドロキシエチルメタクリレートによる固定化

吉田 勝; 熊倉 稔; 嘉悦 勲

JAERI-M 6189, 16 Pages, 1975/07

JAERI-M-6189.pdf:0.57MB

液化型$$alpha$$-amylaseをHEMAを使用して、著者らが開発した新しい包括法である低温放射線重合により固定化した結果、次のようなことが判明した。$$A$$-amylaseは0$$^{circ}$$C以下の照射温度においてHEMAにより有効に固定化され、その酵素固定化物の活性率は75~80%に達する。0$$^{circ}$$C以上の温度で固定化すると活性率は急激に低下する。最適固定化温度は-78$$^{circ}$$C~-24$$^{circ}$$Cであり、重合手段としては放射線による方法しかない。HEMAは放射線照射より、-78$$^{circ}$$C~-24$$^{circ}$$Cの低温でも容易に100%近く重合するので固定化相体としては非常に有利である。好適HEMA濃度は30%以下であり、これ以上になると活性率は急激に低下する。また、最適照射線量は1$$times$$10$$^{6}$$Rで、照射線量が5$$times$$10$$^{6}$$R以上になると活性率の低下が認められた。HEMA重合体は重合完結と同時にすでに多孔質化したゲル構造を有するので酵素反応はそのままの状態でおこなうことができる。

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